お知らせ

『キャッチアップタイム』とは

 埼玉県教育委員会の「高等学校における通級指導推進事業」の指定を受けたことをきっかけに、令和3年度に新設した、上尾橘高校独自の学校設定科目(1年生での週1回の選択授業)です。下記の3つのコースに分かれ、火曜日6時間目に実施しています。  

<キャッチアップタイムの3つのコース>

1 アクティブコミュニケーション(定員12人)

特別支援教育における通級指導の自立活動を基本にした、少人数と個別対応でソーシャルスキルやコミュニケーション力を育てるもので、学習支援は行わない          

2 ベーシック(定員70人程度)

国語や社会の学びなおしと、特別支援教育における通級指導の自立活動を基本にした、全体でのソーシャルスキルトレーニングを交代で実施

3 チャレンジ(定員35人程度)

令和5年度からはプリントを使用したソーシャルスキルトレーニングを月に1回20分程度実施。

授業の前半はソーシャルスキルトレーニングやコグトレを行い、後半はプリント学習による自学自習の学びを中心に行う。(令和6年度からは、「無学年式AI×アダプティブラーニングすらら」を使用)


 入学後に体験授業を行い、最終申込書を出してもらって各コースを決定します。各コースで人数の偏りがあった場合には第二希望のコースになることもあります。

 なお、本校で行われているソーシャルスキルトレーニングやキャッチアップタイムの授業は、書籍や学会などで紹介されています。

 

2022 「授業力&学級経営力5月号」 明治図書

2022   日本教育心理学会第64回総会発表論文 

2022     「ソーシャル・エモーショナル・ラーニング(SEL)

            非認知能力を育てる教育フレームワーク」 渡部弥生・小泉令三 福村出版

 

詳しい授業の様子はHPをご覧ください。

 

これまでのキャッチアップタイム

これまでのキャッチアップタイム

キャッチアップタイム「じょうずに話をきけるようになろう」

5/28(火)のキャッチアップタイム(Aコース)では、「じょうずに話をきけるようになろう」という授業を行いました。

「コミュニケーションをとるのが上手な人」=「誰とでも話ができる人」「面白い話をする人」を思い浮かべるかもしれませんが、実は「話すこと」よりも「話を聞くこと」の方が大切です。

授業では、先生たちの寸劇を見たり感想を聞いたりして話を聞く態度や言い方の大切さを学んだ後、グループに分かれてワークシートをもとに話を聞く練習をしました。生徒たちは、「聞くときのポイント」を意識し、うまくコミュニケーションをとることができていました。

7/27(土)に行われる第1回学校説明会では、キャッチアップタイムの体験授業も行われます。

 

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キャッチアップタイム「こころをつなぐあいさつ」

5/14(火)のキャッチアップタイム(Aコース)では、「こころをつなぐあいさつ」という授業を行いました。

授業では、先生たちの寸劇でさまざまな挨拶の場面を見て、適切な声の大きさや態度が大切であるということを学びました。その後、挨拶のポイントを確認し、グループに分かれて挨拶の練習をしました。

練習に取り組んだ生徒は、挨拶をすることでお互いの気持ちが近くなっていくことを感じられたようでした。挨拶をする人が増えるとクラスや学校全体があたたかい雰囲気になります。今回学んだことを活かして、コミュニケーションに苦手意識があっても、「おはよう!」「こんにちは!」「またね!」と挨拶ができると良いですね。

7/27(土)に行われる第1回学校説明会では、キャッチアップタイムの体験授業も行われます。

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キャッチアップタイム「自己紹介をしよう」

5/7(火)に今年度1回目のキャッチアップタイムが行われました。キャッチアップタイムでは、3つのコースから1つを選んで授業を受けます。

Aコースでは、SST(ソーシャルスキルトレーニング)として自己紹介の仕方を学びました。自己紹介自体はこれまでに経験があるかと思いますが、改めて自己紹介をするときに必要な話し方のポイントを学び、自己紹介の練習をしました。

「自己紹介の実践の様子」

Bコースでは、1年間を通じて国語、社会、SST(ソーシャルスキルトレーニング)をローテーションで学びます。今今回は、漢字のトレーニングを行いました。漢字に対して苦手意識を持っている生徒も、復習ができたり漢字力の向上になったりしたようでした。

「漢字のトレーニング」

Cコースでは、授業の前半はSST(ソーシャルスキルトレーニング)やコグトレを行い、後半は「無学年式AI×アクティブラーニングすらら」を使用して自学自習の学びを中心に行います。今回は、自己紹介の仕方を学びました。

「自己紹介の実践の様子」

7/27(土)に行われる第1回学校説明会では、キャッチアップタイムの体験授業も行われます。

 

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キャッチアップタイム 「やさしく頼もう」

6月25日(火)のアクティブコミュニケーションでは「やさしく頼もう」という授業を行いました。

学校生活の中で困ったことがあった時に、友だちにやさしく頼んだり、声をかけたりできるようになると安心ですね。

授業では、友だちに何かを頼むときの場面を先生たちの寸劇で見ましたが、距離感や言い方で印象が変わることを感じることができました。

やさしく頼む時のポイントを勉強した後に、4人グループに分かれて実際の場面(友だちに伝言を頼む・行事で仕事の手伝いをお願いするなど)を想定して練習をしました。

7月27日(土)の第一回学校説明会では、キャッチアップタイムの体験授業も行われます。

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キャッチアップタイム 「伝えよう 聞いてみよう」「友だちトラブルを大きくしないために」

6月18日(火)

アクティブコミュニケーションでは「伝えよう 聞いてみよう」、ベーシックとチャレンジでは「友だちトラブルを大きくしないために」という授業を行いました。

「伝えよう 聞いてみよう」という授業では、自分の言いたいことだけを話すのではなく、相手の気もちも考えた話し方のポイントや、先生に話すときのポイントについて学び、グループに分かれて練習しました。

「友だちトラブルを大きくしないために」という授業では、第三者から「〇〇さんがあなたの悪口を言っていたよ」と聞かされた時、大きなトラブルにならないための対応の仕方について学び、隣の人と実際の場面を想定して練習をしました。

先生たちの寸劇を見る時も、セリフの練習をする時も、和気あいあいとした雰囲気の中で真剣に取り組んでいました。

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1年生で、Kahoot!による学校生活クイズを行いました

4月30日(火)のキャッチアップタイムに、1年生の各クラスで、Kahoot!を使った学校生活クイズを行いました。

Kahoot!はオンラインで行う教育用ゲームで、キャッチアップタイムのソーシャルスキルの予習や、履修や修得などの進級卒業に関わる内容を、自分のスマホを使った〇✖クイズで学びました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10問のクイズに答えた後、答えの解説を行いました。

今年初めての試みでしたが、各クラスから歓声が上がり、生徒からもとても好評でした。

上尾橘高校では、今年の1・2年生から「無学年式AI×アダプティブラーニングすらら」も導入されますが、本校独自の学校設定科目キャッチアップタイムでも、生徒の「わかる、できる、自信をつける」経験を支援しています。

 

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令和6年度 キャッチアップタイム体験授業を行いました

4月23日(火)の6時間目に、キャッチアップタイムの体験授業を行いました。

前半(または後半)は、アクティブコミュニケーションやベーシックで行うソーシャルスキルトレーニングの体験授業として「二人三脚で友だちが転んでしまった場面」を例にして、どのような言葉をかけるとよいのかを学び、そのあと2人1組になってお互いにあたたかい言葉をかける練習をしました。

 

 

 

 

 

 

 

後半(または前半)は、ベーシックの体験授業として地図の勉強を、チャレンジの勉強として今年から1年生で始まる「無学年式AI×アダプティブラーニングすらら」を使って速さの問題を体験しました。

 

体験授業の結果、一人一人が自分のニーズに合った授業を選ぶことになりますが、各コースには定員があるため、定員がオーバーした場合は別のクラスになる可能性があります。しかし、ソーシャルスキルトレーニングはどのコースでも学ぶことができるので、この1年でコミュニケーション能力を高めてほしいと思います。

 

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第20回キャッチアップタイム(2024/02/13)

 今回で、今年度のCUTは最後となりました。そこで「ベーシック」「チャレンジ」のコースにも先週行った「見方を

変えて考えてみよう」をもらいました。「アクティブコミュニケーション」の最後の学習は「計画の立て方を知ろう」

でした。計画のポイントは「最後の時間から考える」こととして、遠足の班別行動を作成してみました。集合時間、移動時間、見学時間、昼食の時間など様々な要素を盛り込みながら一日の行程を考えてみました。

 今回の学習は、来年の修学旅行でのクラス別、班別のコースを決める時にも役立つものと考えます。また、行動計画

を立てることは、テスト勉強の計画を立てたり、プライベートで出かける時の計画を立てたりと面様々な場面で役立つはずです。これを機に計画を立てたり、見直したりすることを続けて欲しいです。

 今回のCUTが今年度最後でしたが、「あいさつ」から始まり、自分の気持ちを伝えることや感情をコントロールすること、人とのコミュニケーションの取り方、仲間と協力することなど、多くのことを学習してきました。これらを参考にして、よりよい対人関係、よりよい学校生活が築けるように、今後も頑張りましょう。

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第19回キャッチアップタイム(2024/02/06)

 今回のCUTは「見方を変えて考えてみよう」でした。10数年前に札幌の女子高生が「前向きな言い方に聞こえる

言い方に変換してくれる辞典」として考えたものが、「ネガポ辞典」として話題になり、出版もされました。

 今回は自分が短所だと思っていることが、見方を変えることで長所に変えられるということを学習してみました。

まずは自分の短所野中で長所に変えたいものをいくつか書き挙げました。その後、それらを長所に変身させてみま

した。最後に、自分の「短所」が見方を変えることで「長所」になり得ると気づいたこと、これから伸ばしていき

たいものなどを各自が発表しました。

 「自分は短所ばかりでダメだ」とネガティブに考えてしまいますが、見方を変えてポジティブに前向きに受け止

める。そして自分の長所にかえられるよう伸ばしていくことが大切だと学ぶことが出来ました。

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第18回キャッチアップタイム(2024/01/30)

「メモをとる」「電話をかける」に続き、今回のCUTは「待ち合わせの約束をしよう」がテーマです。

 学校行事や部活動で、校外に出かけることはよくあります。遠足、修学旅行、部活動の大会や練習試合、

その際に、友達と待ち合わせをして、一緒に行く人も多いでしょう。今回は「待ち合わせの約束」をする

時のポイントを学びました。当日の「遅れそう」や「合流できない」などのアクシデントへの対応も確認

することができました。

 

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